「芽衣、そんなに好きなのね生島くんのこと」


「だってー……ね?」


「でも、まだ好きって言ってないんでしょ?瑠衣から聞いたよ」

「…いざ、言おうとすると恥ずかしくて緊張しちゃって……」

今日はクリスマスイヴ。私の家で玲香とパーティーの準備、ケーキ買うのもいいけど作った方がいいんじゃないかって作ることになって。まさか朔とクリスマスイヴや当日もいられるとは思ってなかったんだよね。嬉しすぎて早く来ないかなって。


「そんなに好きなのに言えないのね…ある意味すごいわあんた。で、さすがに今日か明日には言うんでしょ?」

「ん、言えるかな」

「言ってあげなさいよ。プレゼントはものだけじゃないよ気持ちもプレゼントになるんだから、いい?言わなきゃ私が作ってきたお菓子あげないからね?」

「え、玲香のやつ美味しいもんそれ欲しい!」

「生島くん、待ってるんだよあんたが言うのだからちゃんと言ってあげて?」

せっかく、クリスマスっていうイベントだからそれに任せて頑張ろ……絶対言うんだ私。

「よぉ、芽衣?もいいか?入って」

「あ、朔。いいよ、瑠衣くんもごめんね、うちにまで来てもらって」

「いいよ、玲香と芽衣ちゃんが頑張ってんの見たかったし。」

クリスマス……いい日になりますように