北海道の豊かな自然の中に住んでいる、ごく普通の中学生だ。何事のトラブルにも巻き込まれず、恋愛もせず、ただ淡々と時間が過ぎていくのを待っているような そんな感じだ。
突然だが質問だ。
「この世の中の恋愛は嫉妬が付き物なのか」

人が人を憎み、裏切り、
そしてどん底への突き落とされる
2分の1の確率で幸せになれたりもする。
これが私の恋愛のイメージ。
だから恋愛が苦手だ。

中学二年生、4月
クラス替え。
「よろしくね」、「また一緒だぁ!!」の
声が飛び交っていた。
時には私達で移動教室しよ!!なども
何故そんなに呑気で居られるのか。不思議だ。
クラス替え後の1週間はクラスメイトを
見定めるべきだ。
所詮中二。皆幼稚で考え方もそんなに
成長していない。馬鹿馬鹿しい。って心の中で人を侮辱している自分が急に恥ずかしくなった。
何故だろう。
急に私の前に現れた男の子
優しい顔、優しい瞳、眩しい笑顔をしていた
この人ならきっと人と上手に接していけるのだろうとそう確信した。

後に知ったがその男の子は翔太君と言うらしい。
かっこいい名前だ。

中学二年生、6月
体育祭。翔太くんとも仲良くなれた頃
翔太くんにはとても仲の良い女の子がいた。
その名は「みれい」。関わりたくない。
こんな人が居たらどうだろう。
「声が大きい 顔面偏差値が低い
周りからの評判が悪い」
9割の人が仲良くしないだろう。


9月 合唱コンクール
この時、私には好きな人がいた。
だが冷めちゃったみたい、、
「おまえ、あいつ諦めたのか?」
と友達は気にしてくる。
「もう、冷めたし、私には恋愛には不向きだよ
どうせ嫉妬と裏切りとかしかないんだから」
「俺、人と付き合ったことあるんだけど
別にそんなことないよ。お前なら出来るよ」
そんなことを翔太くんがいきなり言ってきたから
びっくりした。