――――夏休み明け



まだ少し暑い日が続く


今は3時間目
一番暑い時間だ

「あ゛〜クーラー」


授業中、下敷きを
パタパタしながら
授業を受けている



「おーい、華那」


と言いながら
あたしの背中を
シャーペンで突っついて
くるのは美香。

茶色のロングに
日に焼けた肌。

それにすっごく
可愛い女の子。




「今から授業抜け出そ」


耳元で喋られると
すごくくすぐったい


つい―――――


「美香あーきゃははっ」


と声を出してしまった




「嘉本さん、吉伊さん」

そう言いながら
廊下につまみ出された
あたし達‥‥‥。


「暇だわー」



そう言いながら
ポケットから携帯を
取り出す美香。




授業開始から10分
しか経ってないから

遊べる時間はまだ在る



「コンビニ行かない?」


「いくいく」

あたしの提案で
コンビニで暇潰しする事に




にけつしてチャリを
走らせる事‥‥

3分――――

コンビニ到着


店の中は涼しくて
気持ちがいい


「あいすうー」


でっかい声で
アイスに飛びつく美香。



おいおい、店員
にらんでるよ‥



片方の人はビックリ
してるよ‥‥



そりゃそうだよ


今の時間に学生が
コンビニで買い物とか



あたし達くらいかな?



この辺では―――





ちゃりんちゃりん


鈴の音がして誰か
入ってきた。



入ってきたの
かなりの美少年



やばいやばい
めちゃかっこいい