入園式当日。

この日は純も休みだったので4人で保育園に向かった。

玄関のところで先生と会いホールに入った。

「じゃあ行こうか」

麗羅の車椅子を押しながら亜優羅と手を繋いで先生は歩いて行った。

「泣かないね」

「うん。でも明日からは泣くかもね」

「そうだね」

亜優羅は元気にお返事できた。

麗羅もにこにこだった。