あれからもう3年が経った。

亜優羅も麗羅ももうすぐ保育園。

しかし、受け入れてもらえる保育園はなかなか見つからなかった。

焦っていた私たちは必死に探した。

そしてやっと2月に決まった。

「亜優ー、麗ー、ちょっといい?」

近くで遊んでいた二人に声をかける。

「なあに?」

「あのね、あと2回寝たら亜優も麗も保育園に行くんだよ」

「保育園?」

「お友達と先生とたくさん遊ぶんだよ」

「楽しみ!」

亜優羅は嬉しそうに言った。

麗羅もにこにこしている。

私はほっとした。