私たちは部屋を出て二人のところに戻った。

「二人とも他の赤ちゃんと同じに見えるのに。ごめんね」

「お母さんのせいではありませんよ。誰のせいでもない」

「そうだよ。笑美が暗い顔してたら二人とも不安になるよ。一緒にゆっくり向き合っていこう」

「うん」

「亜優、麗、また来るからね」

二人の手を握って私たちはNICUを出た。