「麗羅ちゃんのこともお伝えしても大丈夫ですか?」

「はい」

私の代わりに純が答えた。

「麗羅ちゃんは、難病だとわかりました。特徴は歩けない、話せない、身長がかなり低いということです」

「治療法はないってことですか?」

「はい。亜優羅ちゃんも麗羅ちゃんも治療法はないんです」

私は泣いた。

そんな私に先生はいつでもなにかあったら来てくださいって言ってくれた。