「夏葉、告っちゃいなよ!!」



「えー?!ムリだよ、だって、実際は長い間一緒にいたけど、私の記憶では、まだ2週間前に会った子だもん。」



そっか……。そうだよね……



わたしからしたら、カレカノで、別に別れたわけでもなく、
不思議な関係みたいな認識だけど、夏葉からしたら、違うもんね……



「夏葉、とりあえず、今日4人で帰るからね!」


「あのね!あのね!麗!夏葉が、また、瑠衣くんのこと好きだって…!」



「愛佳?!ほんとか?夏葉……。やっぱり、記憶なくしても変わんねんだな。気持ちは。」



「そうだね…。一応、瑠衣くんにも言った方がいいよね…瑠衣くん
俺とのこと思い出さないためって、夏葉と距離置いてるみたいだし。」




「瑠衣のやつ、俺らともあんま話してくんねーしさ。」



「そうだよね。」



でも、瑠衣くんなら、受け止めてくれるって。そう思ってるからね。



夏葉の気持ち。