夏葉side
私は、今退院して、学校に通えている。
でも、クラスメイトの中で1人、黒川瑠衣くんの事だけが。それだけが、思い出せない。
事故にあった時のこと、その直前のこと、全然覚えてない。
病院の先生に聞いても、誰も教えてくれなかったし、愛佳も麗も教えてくれなかった。
もしかしたら、私がその前に何か悪いことをしちゃったのかと思って、怖かったけど、みんな、必死にそんな事ないって言うから、それはないんだろうなって、安心した。
あの日、病院にお見舞いに来てくれた日から、一度も瑠衣くんと話せてない。
でも、私は、なんでか分からないけど、目で追いかけてるんだ…
お見舞いに来てくれた、ただの幼なじみ、友達のはずなのに…
“好き”
私、瑠衣くんのこと好きなんだ。
もう一度。あと1回でいいから、話したい、
そして、もし、仲良くなれたら……
この気持ち、伝えることができたらいいなって思う
私は、今退院して、学校に通えている。
でも、クラスメイトの中で1人、黒川瑠衣くんの事だけが。それだけが、思い出せない。
事故にあった時のこと、その直前のこと、全然覚えてない。
病院の先生に聞いても、誰も教えてくれなかったし、愛佳も麗も教えてくれなかった。
もしかしたら、私がその前に何か悪いことをしちゃったのかと思って、怖かったけど、みんな、必死にそんな事ないって言うから、それはないんだろうなって、安心した。
あの日、病院にお見舞いに来てくれた日から、一度も瑠衣くんと話せてない。
でも、私は、なんでか分からないけど、目で追いかけてるんだ…
お見舞いに来てくれた、ただの幼なじみ、友達のはずなのに…
“好き”
私、瑠衣くんのこと好きなんだ。
もう一度。あと1回でいいから、話したい、
そして、もし、仲良くなれたら……
この気持ち、伝えることができたらいいなって思う
