祐奈side



え?夏葉ちゃん意識ないって…



瑠衣くんのこと忘れちゃってるって…



瑠衣くんの事わすれて、2人の距離が離れるのは嬉しいけど、

私のせいで、こんな大事になるなんて……



ー事故にあった日



「あんた、梨咲さん?あのさ、川駒夏葉って子を、校門まで連れてきて欲しいんだけどさ、頼まれてくれる?でなきゃ、麗くんのこと、とるからね」



「え……あ、はい!」



よしよし。



あとは、知り合いに、バイクとばすように頼んであるし



「あ、夏葉ちゃんだよね、プレゼントがあるんだ……」



「え?」



「ごめん……夏葉…。連れて来るように言われて…崎原先輩、何するつもりですか?」



「それは見てからのお楽しみ!」



«キキッー!キッー»



「な、夏葉?ねぇ。夏葉?ちょっと。救急車。早く。誰か救急車を……」




え?死んだ?そんなわけないよね。



そんなわけ、ない……




私が、あんなことしたから?






もし、瑠衣くんのことを夏葉ちゃんが忘れてたら、でも…