愛佳side



「あ!メールだ。瑠衣くんから。ごめん。夏葉、ちょっとメール」



「うん!分かった。」



瑠衣くん、どうしたんだろ……



『こんな事言ったら、怒るかもしんないけど、夏葉に俺との関係聞かれても、絶対に教えないで欲しい。お願いだからな。』



は?瑠衣くん?なんで?



「愛佳〜?どうしたの?」



「いや!別に!」



「所でさ、さっきの瑠衣くん、どうゆう子なの?」



「んっとね、夏葉と、幼なじみだったんだよ!」



これくらいならいいよね?



「そうだったんだ。だから優しくしてくれてたんだね。感謝しないと」



ホントのこと言えないのが辛い。



優しくしてたのは、忘れられて悲しかったのは、幼なじみだったからなんかじゃない



「私、瑠衣くんに悪いことしちゃったね。そんな大事なこのこと忘れちゃった。」



ごめん。夏葉。今はホントのこと言えないけど、許して。



いつか、瑠衣くんの口から聞けるまで。