二人と別れた後、
家までのタクシーに揺られながら
さっきの龍の話を思い出す。






「______________必要以上に関わるのはやめたって。
これは俺やなくて、
新藤さんの親友の志乃からのお願いやねん。___________」






話の最後に龍から言われた一言に
今までの自分の行動を思い返す。


パーティーでは仕事の場面でも無いのに
いきなり話しかけたし、


連絡先だって初めての打ち合わせで
いきなり聞いた。



知らんうちに
彼女を怖がらせてたんやと思うとゾッとする。


周りにとったら普通の感覚でも
彼女にとったら普通や無かったんや。