「...撤回なんかせーへん。」

「....っ....」

「するわけないやんか、な?」

「でも私......」

「胸がないからって好きじゃなくなると思うか?」

「...うぅッ......」

「俺はお前自身が好きやねん。」

「胸....ッなくても....女の子とし....ッて
見てくれる......のッ......?」

「当たり前やんか!お前はこれから、
俺の大事な大事なお姫様になるねん!」





俺の胸で泣く彼女をさらに強く抱きしめた。





「俺がまこちゃんを守るから。
守らせてや、な?」




少し顔を上げた彼女。
その目がまだ潤んでいたけど、
可愛らしく笑って頷いてくれた。