深夜テンションもあってか、
綺麗やったなーとか
また会いたいなーとか言う俺に





「でもええなぁ。
そんな綺麗な人がおるんやったら
俺も行きたかったわ。
結局早寝なんてできてへんねんし。」





なんて乗ってきてくれる。
さっきまで抱えていた抱き枕を
ぎゅーっと潰すように抱えた紺ちゃんは





「恋なんていつからしてへんのやろー。」

「紺ちゃんかっこいいねんし
もっと自信持ちや!」

「え〜〜ほんまにー?
恋できたらええねんけどなぁ。」






ってヘラヘラしていた。



今は、これがほんまの恋なのか、
ただ一夜だけの感情なのかは分からんけど、







「今度仕事一緒にするねん。」






その喜びだけが今の俺を纏っていた。