「.....どうやった?」

「うーん、歌詞は失恋みたいな感じだったね。」





その通りやねん。


俺も去年1人でここに来て
イヤホンで聴いて心が死にそうになったもんな。


1番で聴くのをやめてしまったけど


今は君が隣にいてくれる。
だから2番も聴けるんちゃうかなって。




「2番、聴いてくれる?」




頷いた彼女を最後に音楽をセットし
俺は静かに目を閉じた。