もはや今となれば謝ることが多すぎて
何を話せばいいか自分でも分からなくなる。


そんな俺に彼女は答えることなく
少し目線を下げた。






「....あんな、話したいことあんねん。」






とりあえず順番に話そう。


冬の風が当たった頭はやけに冷静で
少しずつ言葉を紡いだ。


モデルの話。斗の話。
パーティー会場で見かけた時びっくりした話。
今日、ずっと待ってた話。


去年の冬の話。






「俺な、ずっとずっっと後悔しててん。
去年の冬、約束守れへんかったやろ。

それに嘘もついてた。

会って謝ってまた一緒に笑って.....って。
思っとったはずやのに
なかなか会いに行かれへんかった。
だからな、計画立ててん。」





そして計画の話。