そう言う紺ちゃんを無理やりソファに連れ戻した。
その腕には毎晩抱いているのであろう
可愛い抱き枕が既に抱えられている。





「今日やないとあかん!」

「もう〜起きられへんかったら
斗(はるか)のせいやからな!」





駄々をこねる俺。
結局はソファに座ってくれて、





「はよ言うて〜」





なんて俺に向き合ってくれる。






「俺な、恋したかもしれん。」

「................んえぇ!嘘やろ、いつ、、え、恋........」






さっきまで眠そうにしてたのに






「パーティー会場でな、挨拶してんけどー、
めっちゃ綺麗でな、」

「え、待って。それって恋ってゆうん!?」

「いや、まだ分からん。
でもなんか目で追ってまうしー
とにかく綺麗やったしー。」

「斗、綺麗ってだけで恋したらあかんで!
綺麗な人ほど裏があるもんやねんから!」






引き止めてまで話し出した途端に
食い付いてきてくれた。