静かな空間には俺の声しか響かんくて
来てくれるって
自惚れてた自分がアホらしくなる。


時刻は23時半。


もう君は来ーへんって分かってる。
だって23時には家に帰らなあかんもんな?


分かってるのに
立ち上がることなんて出来ひんくて


帰る気力もなくて


俺はまた目を閉じて
まぶたの裏でしか会えない君を
想うしかなかった。