幸福論

「あ、志乃。
ちょうどね、私も探し..........」

「何してんの!?」

「へ??」

「いや、何してんのこんなとこで!」

「いや、何って送別会があるって言うから
ちょっとでも顔を出したいなと............」

「待って待って待って。混乱してる。」





私の言葉を無視して
志乃は分かりやすく頭を抱えしゃがみ込んだ。





「なになになにどうしたの。」

「待ってね。待って待って。」

「うん。なに、酔ってんの?」





しゃがみ込んでいた志乃は
慌ただしく立ち上がり私の肩を掴んだ。





「まこさ、今日って何の日か知ってる?」

「何の日??えーレセプションでしょ?」

「うん。まぁそうなんだけど!」

「え、なに。」

「ちょっと待って。
私勘違いしてるのかな?」





そう言うと
私の肩から手を離し
背を向けた。