幸福論

いつの間にか私の想像する未来には彼がいて
思い出しては彼を想って泣いて


会いたいなんて
会える術もないのに思って


私が好きな男性のファッションは
きっと私が彼に着て欲しいコーディネートのこと。


最初からテーマなんて
関係なかったのかもしれない。


いつしか私は顔もサイズも知らないモデルを
彼に照らし


彼ならこんな服が似合うかな。
こんなの好きそうだな。


そう思って
組んでいたのかもしれない。


そう思うことで
全ての辻褄が合う気がした。


議事録を読む限り
志乃はきっと最初から私に専属後初の
紺野さんのコーデを任せるつもりだった。


自分よりきっと
私の方が紺野さんのことを知ってるなんて
思ったんじゃないかな。