幸福論

家に帰ってすぐ。
探すのは志乃から渡されたディスクの存在。


出かけていた静哉もとっくに帰ってきていた。


ようやく見つけ出し
パソコンに繋ぐ。


ディスクの中にはたった1つのフォルダ


”飯田今年度後期”


と題されたフォルダをクリックする。



”今からまた仕事?”
なんて声をかけてくる静哉に
返事をする余裕もない。


胸の奥、胸騒ぎに近いドキドキが
私を襲う。


少し震える手で確認していく。


その中でさらに3つに分けられたフォルダたち。


最初の1つには今日、昼間見たプレート。
いや、それよりももっとたくさんの写真たち。


私がコーディネートした服を
着飾ってポーズをとる紺さん。


この中は様々な表情をする彼で
埋め尽くされていた。