幸福論

封印してた2年間をいとも簡単に思い出し
意識すればするほど近くに感じる彼の存在。


街を歩けばそこら中にいて
志乃の口からも話題が上がる。


いきなりすぎる彼の登場は
この2年間なんてなかったように
私の中を埋めていく。


食事中ずっと話していた静哉を置き去りにし
1人ズルズルと考えていた。