「お、おかえりー!」
「ただいま。
あれ、明日の朝じゃなかったの?」
「そうなんやけどさー、夜行疲れるしさ。」
弟が来るから。
長かった就職活動も無事に終わり
夏休みこそは来れなかったものの
授業もほとんどない今
バイトもせずにうちに入り浸るんだって。
「明日は私いないからね。」
「仕事ー?」
「ううん、病院。」
「お。りょーかい。」
”暇やから来てあげてるねん”
なんて静哉は言うけど
きっとそれは彼なりの優しさ。
私のそばにいてくれようとしてる。
じゃないと年頃の男の子が
わざわざ姉の家になんて来ないもんね。
明日は半年ぶりの病院。
「ただいま。
あれ、明日の朝じゃなかったの?」
「そうなんやけどさー、夜行疲れるしさ。」
弟が来るから。
長かった就職活動も無事に終わり
夏休みこそは来れなかったものの
授業もほとんどない今
バイトもせずにうちに入り浸るんだって。
「明日は私いないからね。」
「仕事ー?」
「ううん、病院。」
「お。りょーかい。」
”暇やから来てあげてるねん”
なんて静哉は言うけど
きっとそれは彼なりの優しさ。
私のそばにいてくれようとしてる。
じゃないと年頃の男の子が
わざわざ姉の家になんて来ないもんね。
明日は半年ぶりの病院。

