キラキラ笑顔の彼もすっごく可愛い。


時刻は17時。


ヒルズに戻った私は
早速小森くんの力作資料をまとめていた。




「まこ、そろそろ時間じゃない?」

「あ、ほんとだ。
じゃあお先に失礼するね。」




ヒルズを出ていつもとは逆方向に歩く。


半年に一度だけ行ってるところ。


気分は上がらないし
毎回気が重いけどどうしても行かなきゃいけない。


重たい自動ドアに向こうにある恐怖に
怯えながら中に入った。