君と初めて会ったのは
もう随分と前のように感じる。





”強がってばかりの君に”





警戒心の塊みたいな目で
俺を見て


話しかければ案の定素っ気なくて


私は誰の力も借りないって
そんな風に思ってるように見えた。






”優しすぎる横顔”




でもそんなものはすぐに無くなって
あどけない笑顔に
可愛らしいえくぼ。


クリンと上がるまつげに
くしゃっとなる目。


たくさんの顔を見せてくれて


俺はそんな横顔を
シャッターに収めた。





”少し震えたその声を”




仲良くなれば
紺さんって君だけのあだ名をくれた。


可愛らしい声で
何度も呼んでくれた。





”僕らしくはないけど”


”ずっと閉じ込めていたいんだ.”






でもな、そんなこと伝えたいんじゃ無い。