今回の新作パーティーには欠かせない
重要なモデルの龍....が遅刻。
だから一緒に行こって言ったのに。


先に会場に入った俺はマネージャーに連れられて
今度お世話になるデザイナーの元に挨拶に行った。


一通り挨拶を終えた時に
龍から連絡が入ったみたいで
俺は会場に1人残された。


って言ってもずっとデザイナーさんと話してたんやけど。




そんな時に出会ったのが彼女やった。



漆黒のドレスにシルバーのパンプス。
漆黒の瞳からは想像もできんぐらい透き通った声。



ほんまに一瞬やった。
どんな話をしていたかも忘れるぐらい
彼女を見入ってたと思う。


時々揺らぐ彼女の視線が気になって。
そっと確認するとそこには若い男性と女性。
そしてマネージャーと頭を下げる龍がおった。



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