「志乃はさ、全部知ってたの?


全部気付いてた?

アイドルだってことも、


小森さんの知り合いだってことも



龍くんとだって.......っ」




家に着くと止めどなく溢れ出す涙。






「私ね、まこに話したいことがある。」




志乃は優しく背中を撫でながら口を開いた。