図書室に入り席に座った。
何故かわからないが先輩は私の隣に座った

「まず話してみん?落ち着くと思うよ?」
「……。」
「落ち着くまで待つからね」

そういい先輩は無理には聞いてこようとしなかった。ただひたすらに泣いてる私の背中を優しく撫でてくれた。
いつの間にか安心していた私は泣いてる理由を話していた。途中泣いても黙って背中を撫でてくれた。
一通り話し終わると先輩が

「それで?それを信じるの?
彼氏さんよりもみくちゃんだっけ?その子を信じるの?」
「勇人くんを信じたいです…
でも。みくちゃんの言ってることもほんとなんじゃないかって…本当はずっと怖かったんです…」
「そっか。そうだよね…
まだ混乱してるだろうし」

学校の下校を知らせる放送がなった

「そろそろ帰ろっか」
そういって手を差し伸べてくれる先輩
「あっありがとうございます!あの…」
「どうしたの…?」
「お礼したいので…
お名前教えてください。」
「えっ?!俺の名前知らないの?!」
「えっ。あっはい…すみません」
「いや…別にいいんだけどさ
俺有名なんだけどな〜」
「そっそうなんですか?」
「まぁ一応ね笑
俺の名前は山田 光輝(やまだ こうき)」
「山田 光輝…先輩ですね!
おぼえました!!」