「美紅を知るたびどんどん好きになっていったよ。
お嬢様なのに、謙虚で優しさに溢れてる。
寂しがり屋なところもかわいいし、コロコロ表情が変わる美紅から目を逸らせなくなる」
今度は額をくっつけられ、ふたりの距離が近くなった。
どうしよう。
言葉では言い表せないほどの感情が込み上げてくる。
嬉しさ、喜び、涙。
よくわからなくて、目から涙が溢れてしまった。
「……美紅?」
「拓人っ、拓人はこうなるってわかってたの…?」
「もちろん。どんな手を使ってでも美紅を自分のものにするつもりだった。美紅の心も全部」
「じゃあもう、離れなくていい?」
「何があっても離さないよ」
まるで夢のよう。
これからもずっと拓人といられるのだ。



