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放課後。
いつも通り、拓人と合流してから車へと向かう。
「あのさ、美紅」
「どうしたの？」
その途中で、拓人は改まったようにして私の名前を呼んだ。
「やっぱり美紅は、友達と遊びに行きたい？」
「えっ……」
今日、家に帰ってからもう一度拓人に言おうと思っていたから、彼からその話題を出してきて驚いてしまう。
「この間、何度も説得されたから……やっぱり行きたいんだよね」
「う、うん……あのね、暗くなる前にちゃんと帰るようにする、から……それでもダメ？」
遊べるのなら、約束したことはちゃんと守る。
破ったりなんかしない。
「そのことなんだけど、俺から美紅に謝まりたかったんだ」
「謝る……？」
どうして謝る必要があるのかわからなくて、首を傾げる。
