ぶわっと熱くなる顔。
キスは慣れないし、それ以上にまさか今キスの勉強をするだなんて思っていなくて。
心の準備ができていないため、ドキドキする中、ぎゅっと目を閉じてキスを受け入れる。
だって今は一応恋人関係だ。
それなのに、今キスの勉強をするのはおかしい……と思うのだけれど。
拓人がキスをするのだから仕方がない。
キスを終えると、拓人は至近距離で私を見つめてきた。
熱く色っぽい視線に、私も目が離せなくなる。
「もう、こんなかわいい美紅のこと、誰にも見せたくない」
「あ、あの拓人…」
「ねぇ、美紅」
拓人の名前を呼べば、それを制するようにして名前を呼び返されてしまい。
何を言われるのかわからなくて、少し緊張しながら拓人の言葉を待つ。



