ガタンゴトン…ガタンゴトン…




電車に揺られ、僕は学校を目指す。




進学校をそこへ決めたのは、何故かふと感じたから。




『この学校へ行かなければならない』と。




理由は分からないけれど、特別行きたい所もなかったので
僕はここへの入学を決めた。




もともと頭はそんなに悪くないので、今日は晴れて入学式だ。




大きな期待と、少しの緊張を覚えながら、




僕は電車に揺られている。