「っあーおっかし!…ふぅ。さっきのは緊張してただけです。」



笑いが収まるとさっきのクールな声に戻ってしまった。



「つまらないとか、見下してるわけじゃなくて、こういう口調しかできなくて…。」



なんだ…



「さっきは見下しすぎとか言ってごめんね。」



「俺らもクールとか騒いで悪かったな。」



クラスのみんなからの謝罪に、キョトンとしていた彼女だったけど、ふっと微笑んで


「いえ!1年間よろしくね!」



と言った姿はちっともクールではなかった。