彼が死んだのは、他でもない私のせいだ。





彼は私のせいで死んだ。






苦しい。



苦しい、苦しい、苦しい。






このまま彼のもとへ行ったら楽になれるだろうか。





この苦しさから逃げられるだろうか。






『お前はいらない存在なんだよ。』



違う!



彼が必要としてくれた!!







悪魔は私を嘲るように笑う。



『ありえない存在なのに?』



違う。



違う違う違う!




彼が言ってくれた。




だから私はここに立っていられる。






『その“彼“は、もういない。』