好きな人とお兄ちゃん

『なーにそこ!
見つめあってんの?!』

遥希が茶化した。

『あ、すみません!』

蒼志は元の距離を保つように離れた。



結月の心臓は
バクバクと音を立てる。

ーーこれ以上、好きになったらやばい!