次の日の放課後
遥希と蒼志と待ち合わせてる駅に
結月と紗凪は向かった。


『たのしみだねー♪』
紗凪はそう言うが

ーー彼女…いる…

結月は足も気持ちも重かった。

口にするのも悲しくて
紗凪にすら話さないでいた。