『蒼志くん、彼女…いるの?』

結月はおそるおそる叶月に聞いた。

『ついこの間、笑顔すげーかわいいって
惚気てたよ』

叶月はグイッと飲み物を飲む。



ーーやっぱ、そうなんだ…
ボタンあげたかったのはその子かな。


結月は胸がチクリと痛くなった。



部屋に戻り
ベッドに横になる。

ーー彼女…笑顔が可愛い女の子…

結月は激しく落ち込んだ。