叶月はポンッと結月の頭に手を乗せると

『やっぱだめだ。
お兄ちゃんは今の結月をみて
非常に腹立たしかった…』

グリグリと頭を撫でる。

『もー高校生になったんだから
私も彼氏位欲しいよー…』

『ま、蒼志も女いるみたいだし
今の所、候補は0だな!』

叶月が高笑いをする。


ーー…え?

結月は顔を上げる。