『今日の放課後どう? だってー!』 『あー今日叶月くんと 買い物の約束しちゃってるよー』 結月は残念で仕方なかったが 兄の約束を無碍にするのは 心苦しい。 『今日結月、叶月さんだって。 明日は?…と。』 紗凪が口に出しながらメールを打つ。 −−♪♪♪ 『おっけーだって!』 紗凪が画面をこちらに向けた。 『やった!』 結月はぴょんぴょんと喜んだ。