『あ!でも叶月さんに
彼女ができればいいんじゃない?!
そうすれば、愛が結月より彼女に行くかも?!』

紗凪はポンッと手を叩いた。


『…真響さんみたいな彼女と出かけてても
私が熱出したからって
帰ってくるような兄だよ?』

結月は深くため息をつく。