ぎこちない会話をしながら
帰り道を2人で歩く。

それでも
結月は楽しくて嬉しかった。



サーッと風が吹く。
サラサラと結月の髪が揺れる。



結月の細い髪が
唇のグロスに少し張り付いた。



蒼志は気付き結月の頰に手を伸ばす。