ギギッと叶月が扉を開け入ると
たくさんの人がいた。


叶月が『せーの!!』と言うと


パンッパンッ!!!
と音が鳴り響き
上から色とりどりの紙が舞い降りて来た。


『卒業!おめでとう!!』


叶月の先輩や後輩、友達が
クラッカーを手に立っていた。


『ほら、結月行こう』


叶月は結月の手を引く。


広々とした敷地の中に
いくつもテーブルや椅子が置かれ
お菓子や食べ物に飲み物
大きなケーキまで用意されていた。