家に着くと
紗凪と結月は結月の部屋で話していた。


『そういえば、紗凪
彼氏さんと最近どうなの?
全然話聞かないけど…』


紗凪には一つ上の高校生の
付き合って半年の彼氏がいた。


『実は最近彼氏とうまくいってなくて』

『めっちゃ仲よかったじゃん』

『そうなんだけど、最近さ…』

紗凪の表情が曇る。