『結月、この連休はどこ行こうか?』


叶月が当たり前のように言う。


『あ、ごめん
紗凪と色々約束しちゃった』


叶月は悲しそうな顔をして
ショックのあまり
ソファにうつ伏せになった。


『高校生になってから
結月は急に冷たくなったよね…』


落ち込む叶月をみると
結月は少し可哀想になった。