蒼志を見られた嬉しさもあったが ーーあの中に 好きな子いるのかなぁ… 結月はまた心が折れかかる。 『ねぇ、結月。 今メール送りなよ!』 思い立ったように言うと続けた。 『メールしてる時の 相手の反応見られるなんて めったになくない?!』 紗凪は楽しそうに首を傾げた。