「へへへー」

こういう距離が心地良かったりする。

でも小さな頃とはまた違った感覚。

初々しい、でも彼に近づきたい、そんな気持ち。

「あのさ…」

「んー?」

潤の匂いがする。心地良い。

「告白…どうだった?」

「……」

また、潤との間に気まずい空気が流れる。

私は少しだけ潤から離れた。

本当のことを言ったら潤はどんな顔をするだろう。