さくらロード

潤のことが好き。

子供の頃抱いていた憧れとか、そういう柔らかな気持ちではなく、もっと明確に分かるくらいのものだった。

今まで恋に縁などなかった私が、このような気持ちを持つようになったことに嬉しくも照れくささを感じる。

変化していく心は止まらない。だけど、この気持ちに気づかれてしまったら今まで通りに関わることも出来なくなるかもしれない。

私は不安と恐れを感じた。

今まで通りでいたい気持ちと、もっと近づきたいという気持ちが交差する。

「取り敢えず、明日は今まで通りでいこう」

私はそう自分に言い聞かせ、電気を消して布団に潜った。