さくらロード

潤を見送った後、しばらくしてから私はリビングのソファで一人息をつく。

ふとテーブルを見る。

「さっきまで、あのテーブルで潤と一緒にご飯を食べていたんだなあ…」

会うたび、潤への思いが大きくなっていくのが分かった。

「やだ…わたし」

そんな風に思っている自分がなんだか恥ずかしくなり、私は気を紛らわせる為にテレビのリモコンのスイッチを押した。

時間は午後7時。どの局もバラエティ番組をやっている。でも今はバラエティを見るような気分でもない。