さくらロード

「まったく朱里は。あなたもう18歳なのよ?来年には大学生になるんだから」

「はい...」

母はやはり母なだけあって、貫禄を感じる。

「そう言えば最近、転校生がくるってはしゃいでいたわよね?」

「そうなの!こんな時期に珍しいよね」

「仲良くするのよ?朱里だって、潤くんや沙羅ちゃんに仲良くしてもらってるんだから」

「...そうだね」

私は、昔からあまりコミュニケーションや会話をするのが得意なほうではなかった。

今の私があるのは潤や沙羅のおかげ。

小学生低学年の頃、教室の隅っこでいた私に声をかけてくれたのは沙羅だった。