さくらロード

休憩に入り、いただいたメロンソーダに口をつける。
ちょっと炭酸が気抜けしていた。

「ふぅ…」

接客って大変だと感じる。

あれだけたくさんのお客さんを相手にし、お客さんの要望には出来る限り答える。

「…私には、向いてないかも」

「なにが向いてないって?」

「わ…っぷ!」

頭の上に本を載せてきたのは潤だった。

「向いてないもなにも、やったことないんだから出来ないに決まってんだろ」

「…だって」

「だってじゃない。初めから出来ないと決めつけるな」

「…ごめん」

「なんで謝る」